Science

日本のバイオバンクWebサイト一覧

※ バンクの名称や運営組織はWebサイトの情報を元に書いており,それぞれの運営組織へ確認を取っているわけではありません。そのため,下記の内容には誤りが含まれていると思われます。ご注意ください。 ※ 間違いを見つけられた方や,抜けているものをご存じ…

データは主役ではなく,主役は解釈なのだ

ある本を読んでいて,次の一節でふと,考えさせられた。 生物学がらみの知性とは,難解な生物学データを解説できる能力をさす,という誤解が広まってしまった。ジェイムスの読者の多くは,データが主役ではないことをわかっていなかった。主役は解釈なのだ。…

Keynoteで学会発表用のポスターを作る

先日,共同研究者から学会発表用のポスター原案が送られてきました。驚いたことに,それがPowerPointで作られていたのです。今まで自分は,ポスターはお絵かきソフト(llustratorとか,CANVASとか)で作るものと思っていたので,衝撃的でした。で,そんな話…

PyMOLの作者急逝

PyMOLを作っていたWarren L. DeLano氏が亡くなりました。もう2ヶ月くらい前のことなのですが,あまり日本語で情報が出ていないようなのでここに書かせていただきます。 [,w120] PyMOLはタンパク質や化合物の三次元構造を表示するためのソフトウェアで,構造…

科学は常に仮定的だが

『ワンダフル・ライフ』などの著書で有名な進化生物学者Stephen Jay Gould(故人)が他の人の本の序文で興味深いことを書いていた。「こういうことを言いたかったんだ!」って思ったので,引用します。これみたいに,「言おうとしてたけどなんて言えばわから…

街灯の下で鍵を探す

多感な年頃なので,近ごろ将来についてよく考えます。やりたい研究,今の自分の知識や能力でやりやすい研究,とりあえずポストが確保できそうな研究,自分にとっては新たな挑戦になるけど世の中に必要だと思う研究。どれをやろうか,やるべきか,とか近ごろ…

ゴーストライターに論文を書かせる

論文を書くときに,著者として誰の名前を入れるかに頭を悩ませることがあります。他の人が書いた論文を見ていても,「どう考えてもこの人はこの研究に関係なさそうだけど,偉いから入っているんだろうな。」という例がたまに見られます。論文に貢献していな…

日本人は遺伝的に均一性が高い

世間一般でのヒト遺伝子への関心のピークは2000年頃の「ヒトゲノム計画」だったのではないかと思いますが(今からおよそ10年前!),その後もいろいろなプロジェクトが進行中です。遺伝子解読については技術革新が目覚ましく,解析したいこと・解析技術・お…

共同研究の重要性

共同研究のあり方,特に実験生物学(Wet)と計算生物学(Dry)の共同研究のあり方についてずいぶん前から関心を持ち続けています。どんな場合においても共同研究が必要だと言っているわけではありませんが,それでも幅広い分野の知識・技術が必要になるよう…