Keynoteで学会発表用のポスターを作る
先日,共同研究者から学会発表用のポスター原案が送られてきました。驚いたことに,それがPowerPointで作られていたのです。今まで自分は,ポスターはお絵かきソフト(llustratorとか,CANVASとか)で作るものと思っていたので,衝撃的でした。で,そんな話を周りの人にしたら,みんなパワポ派でしたっ! わぉっ! マジョリティだと思ってたら,実はマイノリティ! 「え,みんなクジラ食べないのっ!?」みたいな!
で,だったらあまのじゃくな自分はKeynoteで作ってみよう,と思ってググってみると,けっこうヒットしました。しかも,Appleの公式サイトにも情報がありました。
実際にKeynoteでポスターを作る際には1点だけ注意する必要があります。それはサイズの指定です。紙のサイズを,センチはおろかインチでも指定ができません。「A0」とかいう指定方法はもってのほかです。アリエナ〜イ。じゃあどうすんのかというと,ピクセル! デキる男は黙ってピクセル!
Garage ITというブログ(「Keynoteによる学会ポスタ作成」)によると,「1ピクセルは0.352777... mmなので,A0にするためには横2384,縦3370ピクセルにしてやれば良いです。」らしいです。これでバッチリです。まあ,縦と横は場合によりけりなので,学会のガイドラインに従います。ちなみに,もし「landscape」と指定されたら横長のことで,「portrait」だったら縦長のことです。
Keynoteで用紙サイズの変更をするには,Inspector > Document(一番左のアイコン) > Slide Size を選択します。ここで「Custom slide size...」から上のサイズを指定しましょう。
今後のKeynoteのバージョンアップではぜひセンチやインチ,できればA0とかの紙のサイズで指定ができるようになって欲しいです。
庄内平野で過ごすグルメな夏休み[鶴岡編]
全2回でお送りしています。第1回の[酒田編]はこちら↓
庄内平野で過ごすグルメな夏休み[酒田編] - 週末京都
さて,第2回は[鶴岡編]です。鶴岡と言えば,アカデミアの人間にとっては慶應大学があるところ,でしょうか。これといって特に何もないところですが(ごめんなさい),ご飯がおいしいです。ここは大事なので繰り返しますが,ご飯がおいしい。足さえあれば,開発合宿向きかなあ,と思います。
2009年には鶴岡発のイタリアン・レストラン「al-ché-cciano(アル・ケッチァーノ)」が東京・銀座に進出して話題になりました(ヤマガタサンダンデロ)。ちなみにアル・ケッチァーノはイタリア語,と思いきや,庄内弁だそうです(平仮名で書いたり農家のおばあさんをイメージして脳内再生するとそれっぽくなります)。言葉のセンス,いと良し。
寝覚屋半兵エ:生そば,麦切り 食べログ
麦切りで有名なお店だそうです。ふつうにおいしかったです。麦切りだけだと何か物足りないんですけどね。他にも何か頼むといいのかな,と思いました。ここに行くと,「なんで寝覚屋という店名なのか」といううんちくを語れるようになります。
pizzeria Gozaya:イタリアン 食べログ
ここは夜行きました。おいしいチーズががっつり乗ったナポリピッツァを食べられる,雰囲気良好なお店でした。
ちなみに案内してくれた人曰く,「あ,あの兄ちゃん(店員さん),アル・ケッチァーノで見たことある」だそうです。地元の東北公益文科大の卒業生だとか。そして…(後に続く)。
il-ché-cciano(イル・ケッチァーノ):イタリアン ホームページ
残念ながらal-ché-cciano(アル・ケッチァーノ)の方は予約で一杯で入れなかったので(Webでは空いてたんですけどね…),予約を取らないこっちに行きました。お昼ご飯。
噂通り,とてもおいしかったです。トマトソースにトマトの酸味とかがちゃんとあって,そういった素材が感じられる料理でした。すばらしい! そして,前日に「Gozaya」で見かけた店員さんが,確かにここにいました。ひょっとして系列なのかっ!?
八方寿し:寿司 食べログ
カウンターで食べてたら,おっちゃんがノリノリでびっくり(下ネタ全開!)。マグロのこともいろいろと教えてくれました(こっちは下ネタではなく,まじめに魚のマグロの話)。味は[酒田編]に登場した「鈴政」の方が好きかな。ちなみにおっちゃんは還暦だそうですが,パソコンを覚えたり(ブラインド・タッチに挑戦中),筋トレをしたり,なんかものすごく前向きな方でした。機敏な動きが歳をまったく感じさせず,本気ですごい。
庄内平野で過ごすグルメな夏休み[酒田編]
夏休みの過ごし方。一昨年は「究極の離島・青ヶ島」で,去年は「東京→大阪を自転車で走る旅」でした。さて,今年はどうするか,とな。今年も離島へ行こうかと思って関西の面白そうな離島を調べていたのですが,残念なことに夏休み後にはいくつかの〆切が控えていたため,仕事が出来るところへ行こうと決めました。で,サクランボとラ・フランスが特産の山形県へ。
夏休みに仕事,という鬱な雰囲気を払拭しようと,昼・夜は毎食おいしいものを食べに廻ることにしました。ということで,グルメ・レポートを2回に分けて書いていきます。
第1回は[酒田編]です。酒田は『おくりびと』の「NKエージェント」がある町です(山形はいま映画で町興し(?)をしようとがんばってるみたいなのです)。酒田は北前船で栄えた京文化の街で,歩くとその頃の繁栄を偲ぶことができます。庄内平野で取れたお米を舟で他の地域へ出荷したわけですが,そのお米を蓄えていたのが川沿いにある「山居倉庫」です。とりあえずここに行けば,1日くらいはいろいろ観光が出来ます。
くつろぎ割烹 志幡(しばた) 山居町店:割烹 食べログ
山居倉庫には素敵なレストランが入っているのですが,自分が行った日はまさかの予約でいっぱい,でした。仕方がないので山居倉庫の売店と軽食屋のそれぞれの従業員の方に「この近くでおいしいお店はないですか?」と聞いたところ,お二人とも「志幡がいいよ」と薦めてくださいました。予約なしで運良く入れて,しかも「急いでいます」と言ったところ夜にもかかわらずランチを提供してくださいました。おいしかったし,量も充分だったし,何よりその機転の利いた対応にとても嬉しかったです!
鈴政:寿司 ホームページ
「鈴政」は新作のお寿司にもチャレンジしているらしく,醤油は付けずにごましおで食べるお寿司,というのを出してくれました。これがおいしかった! というか,ここはぜんぶおいしかったです。めっちゃオススメです。自分は運悪くここで食中毒に当たってしまいましたが(!),それでもまた食べに行きたいです。
余談:寝台特急「日本海」に泥棒がっ!
ちなみに山形へは寝台特急「日本海」で行ったのですが,行き(大阪→山形)に泥棒に遭いました。上の寝台で寝ていたのですが,夜中にがさがさ物音がしたのでカーテンを開けてヒョッとのぞいたら,自分のバッグを抱えた泥棒と目が合いました。一瞬何が起こっているのか理解できなかったのですが,慌てて追いかけようとはしごを下りたところ,泥棒はバッグを床に置いて逃げた後でした。
出発してからしばらくベッドの上でパソコンを打っていたので,それを見た泥棒は狙っていたんでしょうね。二段ベッドの下の段が空いていたことも盗みやすいと判断された要因かなぁと思いました。寝台特急をご利用のみなさん,気をつけてくださいね!
第2回の[鶴岡編]に続きます。
庄内平野で過ごすグルメな夏休み[鶴岡編] - 週末京都
Apple Magic Trackpadがすばらしい
以前トラックパッド(タッチパッド)を数年間使っていたことがあり,いつだったかそのことについてアツく語りました(タッチパッド - 週末京都)。あの時に言いたかったことは,「マルチジェスチャが使えて滑りのいいトラックパッドが欲しい!」です。
で,そしたらAppleさん,やってくれましたね〜。そう,『Apple Magic Trackpad(MC380J/A)』です! むかし「MacのノートPCと同じキーボードを外付けで使いたい」って念じてたらちゃんと発売してくれたように(今の標準のキーボードのこと),今回もAppleさん直々に私の願いを聞き入れてくれました(きっと)。もうなんか,以心伝心!
先日これをセットアップした際の顛末を書きましたが(Mac OS 10.6(Snow Leopard)にしたらE-MOBILEが動かなくなった,けど解決 - 週末京都),ぼちぼち感じが掴めてきたので感想を書きます。
感想は,「素晴らしい!」の一言に尽きます。ポイントは3つです。
1.サイズが絶妙
2.マルチタッチはやっぱり便利
3.慣性でスクロールできるのが超便利
1.サイズが絶妙
前に使っていたトラックパッドは小さくて,そこでちまちま作業をするのにストレスを感じていましたが,Magic Trackpadはでっかいので,細かい作業も,長距離の移動もスムーズです。
2.マルチタッチはやっぱり便利
マルチタッチに関しては使ってみないとピンと来ないと思いますが,いろんな作業がトラックパッドから手を離さないで行えるようになるので,作業効率が上がります。というか,たまに他のPCのトラックパッドを使うときに「これマルチタッチじゃないのかよ…」って思います。慣れです,慣れ。
3.慣性でスクロールできるのが超便利
二本指でスクロールをするときに,慣性をつかって「ツーっ」っと滑らせられるのがものすごく快適です。滑らせている最中にもう1度触れば,ピタッと止まります。「ツーっ,,,ピタッ」っていうのが病み付きになるんですよ。iPhoneとかiPadを使っている人はもう実感していると思います。あの感じです。
あとは,ポインタの移動でも慣性が使えると,とってもいいのですが。う〜ん。。それができるようになったら,大きな画面でももはや向かうところ敵なし! トラックボールの代わりに仕事でも主役になれるのではないかと期待しています(大玉のトラックボールの最大の利点は慣性だと思ってます)。これはソフトウェアの問題だと思うので,Appleさん,ぜひ対応をお願いします!
ちなみに最初はトラックパッドの右の方をクリックしても「右クリック」にならないのでイラっとしましたが,環境設定を見たら「二本指でクリック」で右クリックになるようでした。環境設定から,右端をクリックすることで右クリック,に変更をすることもできます。ですが,ちょろっとやってみたところ,自分にはこれが難しかったです。ほんとに右下端を押さないと,右クリックにならないんですよ。自分の場合には,一度手のポジションを変えてからじゃないと右端が押せなかったのです。残念。というわけで,初期設定に戻して使っています。
まとめると,開発段階でいろんなところを詳細に検討したんだろうな,ってことが至る所で感じられる,近年稀に見る良いガジェットでした。
ちなみに,某雑誌に出ていたMagic Trackpadの評価は,
パンも切れる!?
でした。やっつけもいいところですがな,このライター。そもそもこのキャッチフレーズ,MacBook Airが出たときの「ケーキが切れる」のパクリじゃないですか。仕事しろっ!
お花見@円山公園 → ベジタリアン・レストラン
年が明けてからずっと忙しかったので京都には行けていなかったのですが,そう言えば半年くらい前にお花見に行ったなぁって思い出したので,今さらですが書きます。
花見のシーズンに入った頃に職場のインド人たちが「花見したいんだけど」って言うので計画を立て始めたのですが,
1.職場の他の日本人たちがみんな拒絶
2.インド人たちは食べれないものが多い
という複雑な事情により,お花見をするよりは「お花見をしているところを見て楽しんでからベジタリアン・レストランで食事をする」のが良かろう,ということになりました。で,京都ならベジタリアン・レストランたくさんあるから京都にしよう,と。自分が京都で花見したかったし。
円山公園
仕事が終わった後にみんなで京都に向かい,河原町の駅から円山公園まで歩いたのですが,道中は混雑してました。外国人も多かったです。で,円山公園に着いてみるとそこは八坂神社,知恩院のそれぞれと隣接しているという恵まれた環境にあるわけで,観光としてもばっちりでした。ナイス。
驚いたのは,着物でお花見をしている人が多かったことです。おぉ,風流! さすが京都! 「上野公園とは違うわあ」としみじみ関心してました。まあ,その日の昼間に着物フェアか何かがあったためらしいのですが。それでも,お花見をしている人たちの雰囲気は上野公園とは違って上品な感じがしました。いいね,京都。上野のあの猥雑とした雰囲気も好きなんですけどね。
そして円山公園と言えばこの枝垂桜!だそうです。通称「祇園の夜桜」とのこと。
インド人たち(+台湾人+キューバ人)も満足そうだったので,ガイド役としても満足でした。自分も大満足。むしろ自分が大満足。
配列に入れた変数でfor文を回す
ビミョーなタイトルになってしまいましたが,何かしらの言語を使っていればすんなりわかって頂けるかと。ここでは,bashでこれをどう書くか,という話です。
bashでは,配列に変数を入れておいて,これを「@」でスペース区切りに展開することで実現します*1。「*」でも同じ結果になります。
ARRAY=(adenine cytosine guanine thymine uracil) # bashでの1次元配列 for BASE in ${ARRAY[@]}; do # もしくは${ARRAY[*]} echo $BASE done
なお,配列の要素数は「#」を使って,次のようにして得られるようです*2。
echo ${#ARRAY[@]} # もしくは${#ARRAY[*]}
bashにおける配列について自分は全然理解していませんが,
配列の詳細については,Cameron Newham著『Learning the bash Shell』(『入門bash 第3版』)を参照。
http://amzn.to/Uk7tIk
p.117
だそうです。