VirtuosoをMac OS Xにインストール

Semantic WebだとかLinked Dataだとか,いろいろなとこから公開されているデータを自分のPC上で組み合わせることで新たな価値を創出する,そんな時代になりつつあります。しかしそのためには,それを容易にする基盤が必要です。というわけで,RDFストアとしてVirtuosoMac OS Xにインストールしたのでそのログです。なお,VirtuosoはOpen-Source EditionMac OS Xのバージョンは10.6(Snow Leopard)です。

Gawkのインストール

Virtuosoのインストールをする際にGawkGNU Awk)が必要なので,あらかじめ入れておきます。Gawkここからダウンロードします。

$ cd gawk-3.1.1
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

ちなみに3.1.1は最新版のGawkではないのですが,これはVirtuoso(6.1.3)のREADMEファイルの「Package Dependencies」の項にGawkのバージョンとして3.1.1が記載されていたためです。これ以外のバージョンは試していません。

Virtuosoのインストール

Sesameについてはオライリーの『セマンティックWebプログラミング』に書かれていたので,Virtuosoのインストールに挑戦してみました。VirtuosoのOpen-Source Editionはここからダウンロードします。

$ cd virtuoso-opensource-6.1.3
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

インストールなどについて詳しくは,virtuoso-opensource-6.1.3/ディレクトリにあるINSTALLやREADMEファイルを見てください。

Virtuosoの起動

インストールが終わったら,Virtuosoを起動します。

$ cd /usr/local/virtuoso-opensource/var/lib/virtuoso/db
$ sudo /usr/local/virtuoso-opensource/bin/virtuoso-t -f &

これでサーバーが起動されたので,Webブラウザhttp://localhost:8890/conductor/にアクセスするとVirtuosoが使えます(何も起こらないときは,fgを2回実行してください)。

[,w480]

さいごに

後日,テーブルデータからRDFデータへの変換,RDFデータのVirtuosoへのロード,SPARQLによる検索などについて書く予定です。

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