大徳寺,永観堂,南禅寺,京都駅(その1)

先日書いた,紅葉(にはまだちょっと早かったころ)の京都の話です。回ったところについて写真を交えて,2回に分けて書いていきます。

お昼ご飯

腹が減っては戦はできぬ。といわけで,お寺の前にお昼ご飯です。北大路駅から大徳寺までの道沿いの「うるめ」というおそば屋さんに入りました(夜は鍋屋さんになるそうです)。


[,w320]


ここは京都の古い町家を改装してお店にしたようでした。つまり「間口が狭く奥に長い」という典型的な京都の町家造りで(俗に言う「うなぎの寝床」),古い木材などもそのまま残っていました(もちろんアレコレ改装されているとは思います)。細長い家の中には,小さな坪庭がこしらえてあります。


[,w320] [,h320]


土間があって,隣の家が密接しているので外向きには窓はないけど,坪庭を介して空とつながっている。これを現代風に解釈すると安藤忠雄の「住吉の長屋」になる,と思います。狭く密集した地域で広さを感じながら生活するために考えられた設計。こういった癖のある家に住みたいなあ。。


[,h320]


鴨せいろときんぴらごぼうをいただきましたが,どちらも上品な味でおいしかったです。雰囲気も含めてオススメです(夜は予約制の鍋屋さんになります:予算は5,000円/人と見ておけばいいと思います)。もっとまったりしたかったですが,今日の目的はお寺です。いざ,出陣。


[,w320]

大徳寺

臨済宗大徳寺派大本山です。臨済宗禅宗なので,ここは武士に信仰されたお寺ですね。というわけで,豊臣だとか前田利家だとかが深いつながりがあるようです。


[,w320]


大徳寺は敷地内にたくさんの塔頭(たっちゅう)があって,いくつかは特別公開期間中だったのですが,それらはパスして大仙院を見に行きました。とりあえず見るなら,山門と大仙院がベストだと思います。


[,h320]


大仙院は今年で創建500年(!)だそうです。床板や壁は建立当時からそのままらしく,年代を感じさせる建物です。自分が行った日は沢庵の名前の由来になった沢庵和尚の月命日だったそうで,沢庵和尚が使っていた部屋を案内していただきました。ちなみに中は撮影禁止なので,写真は外の風景です。中途半端な写真ですみません。。


[,h320]


他にはここは一休和尚と千利休,見事な枯山水の庭園など,話題が豊富です。国宝もいっぱいです。とにかく話題豊富で,実際に訪れても素晴らしいです。大仙院の茶室は千利休豊臣秀吉にお茶を点てたところだそうです。そんなわけで,お茶をいただけます(それとは別の部屋で)。また来たいです。